最近、タイトルの人手不足倒産という言葉をよく聞きます。
その名の通り、人材が確保出来ず、事業の継続が困難になることです。〇〇倒産という言葉はこれまでもよくありました。例えば黒字倒産。会計の知識が無ければ陥りがちですが、利益が出ているのにお金がないというケースです。計画倒産などという言葉もありますね。
今回の人材不足倒産というのは仕事はあるのに事業が出来ないという意味では、経営者にとって大変歯がゆい言葉です。
人材不足の流れは当社でもひしひしと感じています。ハローワークに求人を出しても、全く同じ内容にもかかわらず、数年前と比べれば申し込みの件数は大幅に減っているというレベルではありません。そもそも、応募者がいるのか否かというレベルにまでなってきています。
事務職であっれもこんな感じですので、製造業などはもっとひどいと思います。そんな中、やっと政府も思い腰を上げたというべきか、外国人の受け入れを大幅に緩和する新たな在留資格の創設に踏み切る見込みです。
具体的には単純労働者にも国内での就労を可能にするということのようです。
かつて日本人は世界各地に職を求めて移住していきました。かつてと言ってもそれほど昔ではなく1973年までは集団移民船が出ていたそうです。
そんな日系移民者のご子息には一国の大統領になる方まで現れました。今回の改正は厳密な意味での移民ではないと政府は抗弁していますが、実質的には移民制度に類似するものと言っても良いかと思います。
この改正の評価は様々な意見があるでしょうが、100年ほど前に我々の先祖が諸外国に移民した時と同じ気持ちで今後多くの外国人が日本を訪れることになりそうです。かつて、日系移民は予想もしなかった劣悪な環境の中で耐え忍んできたそうです。今後、我々が移民を受け入れる国になった時、彼らにどのようなステージを与えてあげることが出来るか、我々日本人の民意が試されることになるでしょう。




