会社経営をしていて、利益をあげられたとします。その場合には、利益から税金を支払う必要があるということは、だれもが知っていると思われます。ところで、会社の納める税金は、どのように算出されているのでしょうか?サラリーマンの人の場合、会社の方で税金処理されて、源泉徴収とよく呼ばれますが、必要な税金や社会保険料は、給料として支払われる前に差し引かれています。しかし自営業者の場合には、自分で、税額を計算して、書類を作成して、税務署に申告をして、税額を確定させます。これが、ある時期になると、ニュースなどでも報道される確定申告というものです。会社は、法人税という税金を、利益が出た場合には、支払いの義務があります。法人税の税額を確定するときには、確定申告と同様、会社の方で計算をして、税額を確定させ、税務署に申告をする必要があります。この法人税の税額を計算して、書類の作成をするのも、経理の仕事ということになります。会社の支払う税金である法人税は、会社が年間でどの程度の利益をあげられたかということをベースにして、算出していきます。その利益がいくらあるかわからないということになれば、会社として結局、いくらの税金を法人税として納めればいいかということが、わからなくなってしまいます。
決算書作成が、経理にとっては重要な仕事になっています。決算書というのは、会社が決まった期間にどの程度の売り上げを記録して、どの程度の利益をはじき出せたかということを、数値として計算をして作成することになります。つまり、決算書作成をすることによって、結局会社が支払うべき税金の額が確定されるということになるわけです。決算書作成の中の行程の一つに、税金の申告作業が含まれているということも可能かもしれません。ですから、経理の人の仕事に含まれるわけです。決算書を作成して、その数値を元にして、税額がいくらになるかということを計算します。確定申告をやったことがある方ならご存知かもしれませんが、確定申告は、確定申告書という書類を作成して、それに、例えば領収書や請求書といった、確定申告書に書かれている情報の正しさの根拠となっている書類を添付して、提出することになります。法人税の申告についても、同様のことが言えます。法人税がいくらになるかということについて、書類を作成して、申告できるような状態にします。そのうえで、必要に応じて、領収書などの書類を添付します。そして、法人税の申告期限がありますから、その時期までに申告書を提出するという流れになります。税金の支払いというのは、国民にとっては義務の一つになっています。税金の支払いを滞納するとか、誤った報告をすれば、当然のことながらペナルティーの対象になってしまいます。そのような重要な業務をになっているのが、経理の人であるという認識を持つようにしましょう。
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