連日、香港での大規模デモについての報道がされています。逃亡犯条例と言われる中国への犯罪者の引き渡しを可能にする条例の制定に反対してのデモだそうですが、驚くのはデモの規模です。報道では200万人が参加しているとされており、香港の人口が700万人ほどですので、実に3人、4人に一人の割合でデモに参加していることになります。他所の国の事ですので、我々がとやかく言うことでもございませんが、翻って、わが国ではこれほどのデモが起こることは想定できないでしょう。
最近の日本の政権は、消費税は上げる、議員数は増やす、年金だけでは老後は生活できないと宣言する、などなど、庶民を愚弄したかのような政策、発言を繰り返しています。
税理士という仕事がら、特に消費税については今あげるべきでは絶対にありません。既に景気は停滞の気配を見せている時期に増税すれば、一気に経済は落ち込むことが目に見えています。
これほどまでに国民を馬鹿にしたような政治を続けていながら、大規模なデモなど起こる気配もない日本という国は、やはり幸せなのかもしれません。