会計の世界では、企業の継続性を前提とするといわれます。いわゆる継続性の原則ってものです。一時期、ゴーイングコンサーンという言葉が流行りましたが、企業は半永久的に活動を続けていくことが社会的な使命であり、すなわち、ゴーイングコンサーンの実現こそが経営者の使命なのです。
先日、ある学者さんの話を聞く機会がありましたが、曰く「こんなこと言ってるから駄目なんだよ。僕は学者であり続けたいのではなく、あっと言わせる論文書きたいから学者やってるんだ。」と・・・。
多分これを聞いた多くの経営者は学者ってのは気楽な商売なんだなと思ったことでしょう。
当社でも少人数ながら全くの他人が集まり商売をしています。せっかく働いてもらうのであれば、当社で精いっぱい自分のやりたいことをやり、お金も稼ぎ、充実した人生を送ってもらいたいと思っています。多くの経営者の気持ちも同様でしょう。
だからこそ、廃業してはならないし、そのために経営者は知恵を絞り、身を粉にして働いているのです。自分がやりたいことをやるのではなく、人が求めていることをやるののです。
前述の学者さん、結局自分のやりたいことだけをやりたいから学者やってるんだとか。
これじゃあ学者にはなれても、経営者にはなれませんよ。完全にミスマッチングなビジネスセミナーでした。