年金受給資格が10年に短縮されました

本日の参議院本会議にて年金の受給資格が納付期間25年から10年へと短縮されました。これにより64万人の無年金者が救済されるとのことです。年金の支給額ですが10年の納付で国民年金は16000円程度とのことです。

しかし、10年に短縮してもまだ26万人の無年金者がいるようです。20歳から60歳までの期間で10年すら納付していないということ自体が問題ですので、特に若年層に対して年金の必要性を丁寧に説明していくことが重要だと思います。

よく年金を払わないという理由として、どうせ掛けたって将来もらえないでしょと言われます。確かにここ数年の社会保障改革は支給の減額を求めるものばかりです。

しかし、国民年金に限って言えば、上述したように、10年間納付を行って、毎月の年金額は16000円です。現在の国民年金の掛け金が約16000円なので10年受給すれば元が取れることになります。国民年金の掛け金は毎年上がってきて現在16000円なので、実際にはもっと短い期間で掛け金の回収はできます。極端な例では40年近く前に9年間納付していた人が1年追納して受給要件を満たした場合、掛け金総額は55万円ほどです。これで毎月16000円の年金がもらえるのであれば3年で元が取れます。

平均年齢を考えると多くの方は掛け金以上の年金を受給できることになっています。

どうでしょうか、現状では払えるなら払っておいてもそれほど損はないと思いますよ。

 

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