消費税の引き上げまで1年を切り、軽減税率関連の報道が活発になってきています。
今日の産経新聞の一面に面白い記事が載っています。コンビニの食品は全て8%にするように財務省、国税庁と調整を行っているというのです。
条件としてイートインスペースに「飲食禁止」の張り紙を掲示して店内での食事を禁止することにする模様です。
気持ちは分からないではありません。お弁当やジュースの購入の度にお客さんにどこで食事をされるのかを確認しなければならないとなると手間もかかります。だからと言ってイートインスペースを飲食禁止にするというのも理解できません。
そもそも、私は大学生くらいの頃は、コンビニは沢山ありましたがイートインスペースなどありませんでした。それが現在では多くのコンビニが設けているのは訳があります。決してボランティアでこのようなスペースを作ってくれているわけではありません。滞在時間を長くすることで多くの商品を見てもらい、結果として売上アップに効果があったからです。もちろん、我々利用者としても買ってすぐに食べることが出来る、ちょっとした空き時間をコンビニでコーヒーでも飲みながら時間をつぶすことが出来るなど様々なメリットがありました。
それを飲食禁止にしてしまえば、一体何のためのスペースなのでしょう。もはやこのスペースの利用目的が思いつきません。
せっかく、事業者が売上を獲得するために生み出した知恵を、税制の変更ごときで台無しにしてしまうことに憤ります。